奨学金について考える本
新聞配達の奨学金制度?
新聞配達をしながら学校に通える制度を新聞奨学生と呼んでいます。学費の一部もしくは 全部を新聞社が肩代わりし、その変わりに在学中は新聞配達を行うのです。テレビで見た ケースでは中国や韓国からの留学生がこの制度を利用していました。学費を支払うのが難 しいけれども学校に通いたい人にとってはありがたいシステムなのでしょう。 朝刊を配ってから学校へ行き授業を受け、帰ってきてから夕刊を配るのが通常の業務です。 奨学生は学生をしながら社会経験を身につけることができる貴重な場でもあります。但し、 あくまでも学業を続けながら労働する対価としての奨学金を給付してくれる制度です。 国や学校が給付してくれるような、学業に対する報酬ではありませんので、 事前によく違いを理解する必要があります。理解しないまま、新聞奨学生に申し込んで働いても 長続きしないのが現状です。
朝日新聞の奨学金
朝日新聞では朝日奨学会という名目で奨学生を雇用しています。朝刊・夕刊の配達の合間 に学校へ通うことができ、さらに毎月の給料と特別手当が年2回支給されます。 奨学金は貸与ではなく「支給」なので返済の必要はありません。学費や教材費を無利子で 借りることもでき、無料でアパートなどの寮を支給されることもあります。 朝日新聞の奨学金を受けている人のためのパーティやイベントなども開催されているそう です。
産経新聞の奨学金
産経新聞にも奨学金制度があります。産経新聞の特徴は朝刊紙のみということです。夕刊 の配達がありませんから、午後遅い時間にある授業も選択することができます。 産経新聞の奨学生になると、新聞の配達、集金、チラシの折込作業や領収証の作成などの 業務を行うことになります。 奨学金とは別に毎月の給料、年2回の賞与、有給休暇、通学費の補助、寮などが支給され、 経済的な自立と学問の両立が可能です。
新聞配達・奨学金のメリット
一番のメリットは学校に通うための経済的な負担が軽減されるということではないでしょ
うか。大学に通うには年間100万円以上のお金がかかります。入学から卒業までの学費
を新聞社が負担してくれるので、親に負担をかけたくない、金銭的に余裕がない人でも安
心して学校に通うことができます。
新聞配達・奨学金のデメリット
新聞配達という性質上、一部の新聞社を除いては夕刊の配達があるので、取りたい授業が
受けられないことがあります。
雨の日も雪の日も新聞を配達しなければならないので、安全面でも問題があります。
また、途中で新聞社をやめた場合は奨学金をうけることができなくなるので、新聞社が負
担した奨学金を返済しなければなりません。
配達を請け負う地域にもよりますが、何百部という部数の新聞を配達しなければならない
ので、かなり過酷な労働になります。学業と仕事の両立は思った以上に難しいです。
安易な考えで新聞奨学生になることは絶対に止めてください。どうしても学業を続けなければいけない最後の手段として利用するなら、ある程度の困難にも耐えられますが、いい加減な気持ちで始めても、
長続きしないでしょう。現実に途中で辞める人がどれだけ多いか、事前に調べてみましょう。
楽してお金がもらえる仕事ではありませんので、ご注意ください。それでも、親に負担はかけられない。
でも、自分の夢を叶えるのにどうしても学校に行かなければという強い目標と意思がある人には、
とんでもなく素晴らしい制度です。新聞配達の奨学金制度を有効活用して、夢を叶えてくださいね!
